高木証券に対する処分勧告が出ました
既に報道されていますが,平成22年6月17日,証券取引等監視委員会から処分勧告が出されました。
http://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2010/2010/20100617-1.htm
(証券取引等監視委員会のホームページより)
処分勧告では,営業員のほとんどがレジデンシャルONEのリスクを把握しておらず,きちんと説明義務が尽くされていなかったことや,高木証券の内部教育体制,内部管理体制に不備があったことが具体的に認定されています。
(これだけ具体的・詳細に事実関係が認定された勧告は少ないのではないでしょうか。)
私たち弁護団は,裁判所でこれらの問題を主張するとともに,平成21年11月26日,証券取引等監視委員会に対して申入れを行っていましたが,それらの主張がほぼ認められた形になっています。
この勧告を受けて,金融庁が正式に処分を行うことになっています。
内容からすれば,高木証券にとって厳しい処分になるかも知れません。
投稿者 吉岡 康博 | 2010年6月23日 21:01