大阪国際女子マラソン
1月31日に大阪国際女子マラソンがありました。
私は,用事をしていたので,チラチラとしかテレビを見られなかったのですが,冷たい雨の中,本当に大変なレースだったと思います。
優勝は,エチオピアのアマネ・ゴベナ選手。おめでとうございます!
日本人第1位の小崎まり選手もさすがですが,ラストランの小幡佳代子が終始にこやかな表情で完走し,5位入賞されていたのがとても印象に残りました。
残念だったのは,私の大好きなママさんランナーの赤羽有紀子選手が途中までレースを引っ張っていたものの,38キロ地点でリタイアしてしまったことです。
赤羽選手のブログによれば,大会の2週間前に膝を痛め,それをかばいながら走ったので,別の筋肉を痛めてしまったとのことです。
顔を歪めながら走り続ける赤羽選手を見て,「最後まで赤羽選手のランを見たいけど,足を痛めないうちに一刻も早くやめて欲しい。」と思っていました。
実際,ご主人さんでコーチの赤羽周平さんは30キロ過ぎから沿道で,「痛いならやめろ。」と声を掛けていたそうですが,赤羽選手は走ることをやめず,結局周平コーチが車で追いついた38キロ地点で赤羽選手を抱きかかえるように制止され,レースを終えました。
周平コーチは,赤羽選手のブログでこのように綴られています。
http://ameblo.jp/redwing36/page-1.html#main
『やめろ』と声をかけたくらいでは止まれない状況でした。恐らく多くのランナーが同じかと思います。
覚悟を決めて走り出した選手達は簡単には止まれない。今回そのことが良く分かりました。
止めるには、直接選手へ手を出して止めるしかないのです。
赤羽選手が歯を食いしばって走る姿がよみがえってきます。
私は,今回の赤羽選手のランで,大切なことを学ばせて頂きました。
赤羽選手,今は怪我をゆっくりと治して,次回は絶対に優勝をして下さい!
投稿者 吉岡 康博 | 2010年2月 2日 21:33