ジャパンライフ問題 その4
全国ジャパンライフ被害弁護団連絡会がジャパンライフに対して破産の申立てを行った件で,2月21日に東京地方裁判所で非公開の審尋手続が行われました。
その後,ジャパンライフの山口会長は,マスコミの取材に対して「(事業を)継続する。当たり前でしょう。」「堂々とやっている。商品も良いのだから。」というようなことを述べたそうです。
ただ,現時点でジャパンライフという会社の財産の管理処分権限は,東京地方裁判所が選任した保全管理人の元にあり,山口会長の意向ではどうにもならない状態にあります。
ジャパンライフとしては,東京地方裁判所に対して,「ジャパンライフは倒産状態でない。」「全部の契約者に対して全額の弁済が可能である。」ということを認めさせない限り,近いうちに破産手続開始決定が出ることになります。
今後,ジャパンライフは反論をするようですが,東京地方裁判所がどのような判断をするのかを見守りたいと思います。
投稿者 吉岡 康博 | 2018年2月22日 21:11