特定商取引法の勉強会
今日は,土曜日ながら大阪弁護士会消費者保護委員会の第6部会の有志が開催した特定商取引法の勉強会に参加してきました。
今回は,第6部会所属の弁護士が参加している弁護団の報告がメインでした。
報告があったのは,金地金弁護団,学生マルチ弁護団,そして家庭教師系業者の弁護団。いずれも,高齢者の将来に対する不安,学生の就職活動に対する不安,子供の進学に対する不安といった,不安要素を巧みに利用した悪質商法で,今の世相を反映した消費者被害が広がっていることがよく分かりました。
私も色々な弁護団に参加していますが,消費者被害がなくならないどころか,年が経つにつれ手口が巧妙化していること以上に,被害者の心理をうまく突いていることについて勉強するたびに複雑な思いになります。それだけに,被害に遭った人たちが心に受けた傷は深いものがあります。
悪質業者が進化している以上,私たちもスキルをどんどん進化させて被害救済に取り組みたいと改めて思った一日でした。
投稿者 吉岡 康博 | 2013年8月24日 20:18