高齢者を狙ったレンタル式投資商法
最近,高齢者を狙ってレンタル式の投資商品を買わせるという被害の相談を受けました。
健康器具などを被害者が購入したことにして,それを業者が第三者にレンタルし,レンタル料が被害者に入ってくるという仕組みです。
少し前から保管用コンテナを使ったレンタル式の投資商品が問題になりましたが,仕組みは全く同じようなものです。
相談者の方の話では,ホテルの会場に高齢者を中心に集めて商品を勧誘し,高額の購入者には特典を与えたり,旅行に行けたりもするそうで,ホテルには有名演歌歌手が呼ばれることもあったりと,独り暮らしの孤独な高齢者(しかも夫に先立たれた妻が多いのではないかと想像します。)にとっては魅力的に映るようです。
ただ,レンタルの対象となる商品が極めて高額な上,レンタルの実体が本当にあるのか疑問です。この辺りは,コンテナレンタルの投資商品が少し前に行政処分を受けた中で投資の実体がないことが明らかになったのと同じではないかなと思っています。
この手の被害,何とかなくならないものでしょうか。
投稿者 吉岡 康博 | 2014年5月21日 20:25